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ナースメッセージ

血液透析
2009年 11月 17日
寒い季節・私達にとって「寒いだけでは終われない、心配なことがあります。」皮膚病の患者さんは冬将軍の訪れと共に少なくなってきますが、このころからワンちゃん、ネコちゃんの腎臓病の患者さんが多くおいでになります。特に冬場に腎不全を起こすネコちゃんが多い気がします。当院の腕の見せ所です。それは全国的にもあまりやられていない「血液透析」の出番だからです。ここで動物医療における血液透析について少しだけご案内します。勿論、理論はヒトの医療と一緒ですが、動物医療で、ものすごく大変な事は透析回路を回せるか否かです。即ち体外循環がワンちゃん、ネコちゃんでは維持しにくく、そこの施設の専門的にトレーニングを積んだスタッフ達の技量に左右されることですね。又、ヒトのように人工血管を用いた透析時に針を刺せる部分のオペが動物医療では不可能で、いつもその子の体重でどこから脱血しようか?判断するのが一苦労です。少し、ややこしくなりましたが、そんな感じで・・・。
 血液透析医療は師長の私とDr.鈴木チームで結成され、今のところ順調です。まあ、山あり谷ありでしたけど!
 血液透析を実施するタイミングを見極めることも重要で透析後の電解質不均衡も最小限に抑えないといけません。私達は今後も知識・技術とも研磨し、腎臓病の大勢の患者さんに喜んでいただけるよう努力して参ります。少し、内容が固くなって・・・。すみません!では、お休みなさい。


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