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スペシャリティ

皮内反応試験 Intra Dermal Test

「減感作療法へのパスポート」

「痒みの原因、突き止めたい」そんなご要望のために一般的に行われている検査、“即ちアレルギー検査”。
動物医療においては、今の所、次の二種類が存在します。

(アレルギー検査)
1 皮内反応試験
2 血液特異的IgE検査

両者とも各々メリット、デメリットが存在するため、理想的には両方を行なう方が、より正しい結果が得られます。
しかしながら、何と言ってもコストパフォーマンスが悪すぎるため私たちの専門外来では、世界的にも信用度の高いとされる皮内反応試験を選択して行なっています。

皮内反応試験は、環境中に存在し、アレルギー反応(痒み)に深く関わっていると見なされる物質をピックアップし、皮膚自体にダイレクトに接種する事でアレルギーの度合をチェックするものです。

同時にこの試験結果は後に減感作療法をご希望の場合、作製するアレルゲンカクテルのレシピの基礎データとなります。
換言すれば「減感作療法へのパスポート」と言う事になるでしょう。

 

皮内反応試験用のテスト抗原をシリンジに一定の希釈倍率にて用意する。準備も非常に煩雑なため、専門的にトレーニングしているテクニシャンが必要となる。

皮内反応試験「Intra Dermal Test」
この症例ではハウスダスト及びハウスダストマイト、蚊などの昆虫に強陽性が診られた。もし、減感作療法に入る場合、この試験が所謂パスポート的な存在にあたる。又、どのアレルゲンをどれだけカクテルし、注射するのか、我々の豊富な経験に基づいて各症例毎にテーラーメイドするため、職人芸的要素が要求される。

 

 


 

減感作療法

「患者さん一人一人に合わせたテーラーメイド療法」

アトピー性皮膚炎は人、動物問わずシリアスな皮膚疾患の代表となっています。

病態も全てがクリアにされている訳ではなく、未だ未知の部分が多数を占めています。

又、発症の背景には遺伝的要素が深く関係していて、いわゆる体質サイドの問題が大きい事が言われています。

動物医療の場合、アトピー性皮膚炎を確定するには、いくつかの条件を満たす事が重要です。

しかしながら、実際のベッドサイドでは、全てのアトピー性皮膚炎の患者さんがその条件を満たしているとは限らず、臨床医の匙加減がものを言う、臨機応変な診断が要求されます。治療に関しては、大きく分けて、積極的な体質完全を目的とした「減感作療法」、逆に痒みを中心とした辛い症状を座敷ろうに閉じ込めていく対症療法「ステロイド剤、シクロスポリン剤」の二種類が存在します。

一般的には知られているのはステロイド剤による対症療法だと思われます。

勿論、私たちの専門外来ではステロイド剤も使用しますが、患者さんの年齢、状態などの条件により「脱ステロイド」を治療の大黒柱としたい場合は、減感作療法やシクロスポリン療法をアナウンスしています。

減感作療法は、特殊治療の一つとされ、他のどの療法も比較にならないほど生体へのダメージが少ないのが特徴です。

即ち、薬ではなく、天然の物質をカクテルにしたものであるため、例えばステロイド剤による肝障害、シンクロポリンによる消化器症状などの心配はいっさい不要であるのです。

私たちの専門外来で減感作療法を多くの患者さんに適用してきましたが、改善率は約75%~80%という効果的な結果でした。

但し、注射による療法であり、約1年を1クール終了に要するため治療途中でドロップアウトされる方も散見されるのが残念です。

同時に約25%の患者さんには効果が診られませんでした。

酷いアトピー性皮膚炎に悩まされていた。痒みが酷く夜も眠れない日々が続いたため当皮膚科外来を受診。

減感作療法にて完璧なまでに改善された。勿論、ステロイドなどのかゆみ止めの類は一切使用していない。

 

 

 


 

ではここからは「減感作療法の実際」についてアナウンスします。

■more detail PDF[あるる39号より]アトピー性皮膚炎における減感作療法

■07.10.09掲載:PDF耳道外来

■07.10.05掲載:[ビフォーアフター]寄生虫感染症

■07.10.05掲載:[ビフォーアフター]皮膚のシミ抜き

■07.10.05掲載:[ビフォーアフター]難治性皮膚疾患

■07.10.05掲載:[ビフォーアフター]毛刈り後脱毛症

■07.10.05掲載:[ビフォーアフター]食事アレルギー症

■07.10.05掲載:[ビフォーアフター]犬のアンチエイジング