動物医療において、約70％を占める皮膚科疾患は、我々動物医にとって避けては通れない科目の一つです。

　特に、近年増加傾向にあるアトピー性皮膚炎は、私自身がそうである様に、慢性的な痒みを示し、患者さん、ご家族共、想像を絶するストレスに見舞われます。

　そんな時、我々スタッフが少しでもお役に立てればと思い、皮膚科部門を立ち上げました。

　そして日々、「迅速な診断、的確な治療」をキャッチフレーズとして、難治性皮膚疾患にチームとして戦っております。

　私が、チンパンジーと握手がしたくて動物医を夢見た四歳の時以来、ここまで来れたのも学業や医業を伝授して頂いた恩師の方々、家族、親戚、友人、スタッフ、そして多くの事を教えて頂いた患者さんあっての事だと深く感謝致しております。

　初めて白衣に袖を通したときの初心を忘れる事なく、これからも皮膚病で苦しむ患者さんの支えになれる様、日々努力して参ります。

　「病院は患者さんに育てられる」そんな言葉を大切にして・・・

では、診察室でお会いしましょう。